みなさんこんにちは!
中延昭和通り歯科の歯科衛生士です。
今日は以前にもご紹介した舌癖について詳しく説明していこうとおもいます。
- 指しゃぶり
- 口呼吸
- 低位舌
- 舌突出癖
舌癖とは?
無意識に舌で歯を触る、舌で歯を押し出すクセのことを舌癖といいます。 安静時に上下の前歯の間に舌を押し出していたり、食べ物を飲み込む時に舌が前に出るクセ、舌を噛むクセなどもあると、ほんの小さな力でも徐々に歯が謝った方向へ動いていきます。 舌癖があると不正咬合になりやすくなります。
舌癖があるかセルフチェック!
舌癖があるかセルフチェックチェックしてみましょう!
いくつ当てはまるのがありますか?
・いつも口が開いている
・頬杖をつく
・睡眠中にいびきをかいている
・歯で舌を噛んでいる
・口呼吸している
・猫背
・滑舌が悪い
・舌で前歯の裏側を触る癖がある
・飲み込む時に舌が前に出て歯に当たる
・口の中がよく乾く
・むせやすい
・口を閉じると顎に梅干しができる
・食べる時に舌を出して食べる
・無意識に舌を出す癖がある
・くちゃくちゃと音を立てて食べる
・食べ物が口からこぼれる
この中の一つでも当てはまれば舌癖がある可能性があります。舌癖があるとお口の筋肉がバランスが崩れてしまい顎の成長や歯並びに影響が出てしまいます。
舌癖の原因
前回お話しした通り3歳頃までの指しゃぶりは大きな問題はありませんが、4〜5歳になっても指しゃぶりをやめないようであれば指しゃぶりをやめさせましょう。 4〜5歳以上になっても指を吸っていると上の歯と下の歯の間に隙間ができる開咬になってしまったり、上の歯が前に出てしまうことがあります。 他にも指を強く吸っていることで頬が歯を内側へ押し込んでしまい上の歯の歯並びがV字になる狭窄歯列弓になります。
鼻炎や花粉症、扁桃腺肥大やアデノイド、蓄膿症などの疾患により慢性的な鼻詰まりがある場合、口呼吸になってしまいがちです。 口呼吸のままでいると舌が正しい位置のスポットに置けずに下に落ちてしまいます。 これを低位舌といいます。 下に下がったままの状態で何かを食べたり飲んだりすると飲み後時に舌が前に突き出す癖がついてしまいます。 また、口呼吸だとお口が開いてしまっているのでお口周りの筋力も落ちてしまいます。 口呼吸を治さずにいると口腔内が乾燥し、唾液の分泌量が減ってしまい虫歯や歯周病のリスクが高まり、口臭の原因にもなります。 お口の中だけではとどまらず、ウイルスや細菌を直接吸ってしまうので風邪などを引きやすくなってしまいます。
舌が正しい位置ではなく常に下の前歯の裏側に舌の先が当たっている状態のことを低位舌といいます。 舌が歯にあたってるので舌の両側に歯形がついていることがあります。 起きている時も口が開いている方は舌が下に下がっているケースがほとんどです。 低位舌の癖があると先程も説明した通り食べ物を食べたり飲んだりする時に舌で舌の前歯を押してしまいます。その結果下の前歯が前に出てしまい受け口や歯と歯の隙間が大きくなる空隙歯列になってしまうことがあります。
舌を前に出してしまう癖のことを舌突出癖といいます。 開咬や空隙歯列のように歯に隙間があるとその隙間に舌を入れてしまい、余計に舌で歯を押してしまいます。 5舌小帯が短い 舌の裏側にある舌が付いている線のことを舌小帯といいます。 この舌小帯が短いと舌が上に上がりづらく正しい位置に舌が届きません。 上に上がらないと舌が下がったままになってしまいます。 更に滑舌が悪くサ行、タ行、ラ行の発音に影響が出て舌足らずな話し方になってしまうこともあります。